【体験談】丸森町での災害ボランティアの話

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どうも、暇カメです。

最近は雨が続いていますが、雨の影響で一部地域では災害が起こりました。

雨による災害というのは、日常的にある雨がどのように牙をむくのか想像しにくく実際どのように対処するのが良いのか難しいと思います。

僕は以前、去年の10月に大雨により川が氾濫し町の建物が流され、甚大な被害を被った丸森町に災害ボランティアとして行ったことがあります。

今回はその時の経験をお伝えしようと思います。
その際写真は一枚も取っていません。

この話を通して、災害が起こった地域が実際どのような様子であるか伝われば幸いです。

実際の様子

僕はボランティアに行くサークルに同行する形でバスに乗っていきました。

バスから見える風景は最初は普通の街並みでしたが、現地に近づくにつれ、風景が変わっていきました。水流でなぎ倒された木々や、家屋の瓦礫が畑(?)と思われる場所に散乱しており、少しバス内の空気が重くなったのを覚えています。

僕が行ったのは今年の2月だったので、道の確保や避難所の設立といった最低限のことは完了していましたが、個人の家についてはほとんど手つかずの状態でした。

ボランティア団体として、午前は、排水路の泥かき、散乱したビニールハウスの骨組みの回収、倒壊した木の撤去、及び瓦礫の撤去を行いました。午後も同様の作業を行いました。

どの作業場所でも日常では起こりえないようなことが起こっていました。

倒木の葉っぱの上には大量の土が覆われており、その葉っぱもまだ緑色のものほどに木は元気であるにもかかわらず、木は根っこの方が上にあるような状態でした。

また自分が畑だと思っていたところのほとんどの場所にはもともと家があり、現在のないものは全て流されたとのことで、現在では畑というよりも砂漠と化していました。

その砂漠の中にポツンと、傾いた電柱があり、推定2mぐらいの高さのところには当時の土砂を思わせるような草木が引っかかっていました。

砂漠の中にある瓦礫の山には軽自動車が頭から突っ込んでいたり、不自然な位置に洗濯機が横たわってもいました。

お寺のお神輿が数100m流され、そこから元の位置へ必死に運ぶ、地域住民の方々とそこにできるはずのない砂の上の足跡が災害の惨状を物語っていました。

作業中に見た景観はとても印象的で、今でも忘れられません。

ボランティアリーダーのお話

川の氾濫による土砂災害は、町が土砂に覆われるというのが近い表現だと思います。
実際に現場のボランティアリーダーの方に聞いた話では、災害復興には他の人の援助だけではどうにもならないところがあると話しておられました。

復興には担当の区画があり、県が担当する区画、個人が担当する区画、NPO、ボランティアがが担当する区画などがあるそうです。そして、そういった区画の中で一番大きいのは県区画だそうです。ボランティアなどの外野の人間が頑張って復興しようとしても、手の出せないところもあるそうです。

それゆえに、丸森町の災害復興は比較的遅れているそうです。宮城県は復興支援に踏み切らないのはなぜなのか。そこには宮城と丸森町の特性にあるそうです。

宮城県は県庁所在地である仙台が最も大きな市です。人の出入りも激しい仙台に県としてお金を使うのは当然のことであり、それはある意味仕方のないことです。

また、丸森町は、過疎化が進んでいるとのことで年々、住民の平均年齢も上がっているようです。

つまり、県が丸森町という宮城の生産価値が相対的に低いところにお金を投じることを躊躇っている、そんなドライな現実が復興を遅らせているとリーダーの方はおっしゃられていました。

そんな話を聞いて僕は驚きましたが、同時にこの問題の根深さに呆然としてしまいました。

またリーダーの方は、ボランティアは地域住民の方との関わり方も考える必要があると話していました。

ボランティアはやはり、元々の住民から見ると外野の人間であることには変わりはなく、自分たちの町に手を加えられることを良く思わない人もいるそうです。そういった心情を理解せずに復興活動を進めることで地域の人との解離が起こり、誰のための復興なのかがわからなくなることがあるそうです。

ボランティアとして復興支援を行う際には地域住民の意見を尊重する必要があるので、そこがまた行政とは別の部分で難しいところだそうです。

ボランティアをして感じたこと

天災は誰を恨むことが出来ません。丸森町も川の合流地点が近かったために起こった災害です。

誰かが責任をもって対処するのではないし、その地域住民の方だけでどうにかなるレベルの問題ではないため、本当に深刻な問題だなと思います。

テレビでは災害が起こったその時は注目されますが、その後は何もなく時間が経てば忘れ去られてしまいます。きっと、今回の災害も1か月後にはテレビでは騒がれなくなるのだと思います。

丸森町に興味を持った方は、実際に行くのは色々と大変だと思うのでウーマンラッシュアワーの村本さんのドキュメンタリー動画や山本太郎さんの動画を見てみてほしいです。

【vol.5 丸森町でハニートラップ?】謎の美女に下心ありでついて行ったら、えらいことになってしまった・・・!
山本太郎 台風19号被災地宮城県丸森町を訪ねて全国ツアー東北編

「一回ぐらいのボランティアで何を言っているんだ、偽善か?」と思われるかもしれませんが、行かないと分からないことはたくさんあると思います。

偽善でもなんでもいいです。もし少しでも興味が湧いたなら、一度でいいので災害ボランティアに参加してはいかがでしょうか?

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